1. CAN232J  CAN通信モニターの概要


 CAN232JはCAN to RS232 GatewayであるCAN232を使用したローコストのCAN通信モニターです。
バージョン1.2ではグラフ表示など高度の機能は含まれておりませんが、CAN Busを流れる最高1Mbpsまでのデータをモニターし、見やすいテキスト形式で画面に表示すると共にログデータとしてハードディスクなどに保存することが出来ます。また、PCからCAN Busへ任意のデータを送信することが出来ます。

[ CAN速度 ]
 10K, 20K, 50K, 100K, 125K, 250K, 500K, 800K, 1Mbps

[ RS232 COMポート ]
 COM1, COM2, COM3, COM4, COM5, COM6, COM7, COM8 ,COM9

[ RS232速度 ]
 9600, 19200, 38400, 57600, 115200, 230400bps

[ CANデータフレーム ]
 CAN 2.0B対応、11bit IDスタンダードフレーム、29bit IDエクステンデッドフレーム

[ ログデータ表示 ]
 操作コマンドとログデータの画面への表示、最大1024行(全データは保存ファイルへ)

[ CANデータ送信 ]
 11bit ID, 29bit ID 任意データのCANバスへの出力
 単発出力、最小間隔10msの連続、回数限定出力(1〜998)

[ ソフトウェア IDフィルタ ]
 任意の11bit IDまたは29bit IDをマスクデータとして指定
 指定されたIDと同じIDを持つデータだけが選択され画面表示、保存される

[ テスト用疑似データ出力 ]
 動作確認、CAN Busラインの信頼性確認、トレーニング用データ出力などに使用
 29bit IDフレーム、8Byteデータ0x00000001からインクリメントして最小間隔10msで連続出力

[ ログデータ保存 ]
 IDフィルタを設定していればフィルタ後のログデータがファイルへ保存され、任意の名前を
 付けて保存可能