CAN232 RS232-CAN変換アダプタ

RS232経由でCANバスに簡単にアクセスできるインターフェースアダプタ

CAN232は、スエーデンのLAWICEL社の製品です。マニュアルの日本語訳が用意されています。

 

製品概要

CAN232 | LAWICEL社製
¥16,000(税抜き)

RS232C側のコネクタ、Dsub9 メス

主な特徴

CAN232は、PCのRS232Cポートを介してCANバスと接続できるインターフェースアダプタです。PCからのコマンドでCANバスにデータを送信したり、CANバス上を通過するデータをリアルタイムで受信・モニタリングすることができます。

CANバスを使用した機器の開発・テストや、小規模なシステムのCANバスモニタリングに最適な、低価格で手軽なソリューションです。コマンドは簡単なASCIIフォーマットを採用しており、専用ソフトウェアのほか、一般的なシリアル通信ソフト(ターミナルソフト)でも操作可能です。

ソフトウェアのサンプルや、詳細なコマンド仕様については、ページ下部にある製造元Webサイトよりマニュアルをダウンロードしてご確認いただけます。

なお、弊社が提供する専用モニターソフト「CAN232J_PRG」(CAN通信モニター)をご使用いただくことで、より直感的な操作が可能です。CAN232と同時購入いただくと、特別価格で提供しています。

仕様

 ・ 最大1Mbit/sのCANビットレートを処理できますが、100%のバス負荷では対応できません。
 ・ 工業用温度範囲-40°C〜+ 85°C
 ・ 16Mhzで動作するPhilips SJA1000 CANコントローラー
 ・ フィリップス82C251 CANトランシーバー(ISO 11898-24Vに完全対応)
 ・ CAN 2.0A(11ビットID)およびCAN 2.0B(29ビットID)に準拠
 ・ RTRフレームをサポート
 ・ 「リッスンオンリーモード」をサポート
 ・ 32 CANフレームの深いFIFOバッファ(着信フレーム用)
 ・ タイムスタンプ(オプション)(受信フレームのミリ秒単位)
 ・ CiA DS102-1規格に準拠したCANbus接続
 ・ 標準DB9 RS232接続、TXD、RXD、GND(TTLレベルなし!
 ・ CANコネクタピン3および9(6-16VDC)を介して供給される電源
 ・ 消費電力は12VDCで70mA未満です
 ・ CANアクティビティ用の緑色LED
 ・ RS232アクティビティ用の緑色のLED
 ・ CANエラーアクティビティ用の赤色LED
 ・ 動作状態を示す黄色のLED
 ・ RS232経由でファームウェアを更新可能
 ・ RS232側はマスター側です
 ・ CE、RoHS、WEEE準拠

◆ 寸法、外形
  全長:68mm、全幅:31mm、全高:16mm、
  重量:30グラム。

接続方法

◆ ピン割り当て(CiA推奨 DS102-1 に準拠)

CAN232 ピン配置

CAN232の接続インターフェースは、以下のように構成されています:

  • CAN側:DB9オスコネクタ
  • RS232側:DB9メスコネクタ

CAN側コネクタでは、以下のピンのみが使用されています:

  • Pin 2:CAN Low
  • Pin 3:GND(電源マイナス)
  • Pin 7:CAN High
  • Pin 9:+Vin(電源 6〜16VDC)

RS232C規格ではPC側から電源を供給できないため、CAN232はCAN側から電源を供給する必要があります。
DB9コネクタの ピン9に+Vin(6〜16V DC)ピン3にGND を接続して動作させてください。


CAN232の接続と仕様

◆ CAN232接続図
CAN232 接続図

CANバスを正しく機能させるには、少なくとも2つのCANノードが必要です。また、ネットワーク両端には終端抵抗(120Ω)を挿入する必要があります。 CANUSBをネットワークの端に接続する場合、その近くに1つ、もう一方の端にもう1つ、合計2つの120Ω抵抗を設置してください。


対応フォーマットと信頼性

  • 11bit / 29bit の両フォーマットに対応
  • 32エントリのFIFOメモリにより一時的な受信過負荷にも対応
  • 各受信データにはms単位のタイムスタンプ付き
  • FIFOオーバーフロー時はERRランプが点滅して通知

通信速度と設定

  • 初期設定:RS232Cポート 57600bps、CANポート 125kbps
  • 通信速度はコマンドで変更可能(最大 230400bps)
  • 設定は内蔵メモリに保存され、次回起動時も維持
  • 230,400bpsに設定後は、再度その速度でしか接続不可のため注意

ソフトウェアについて

  • 本製品にはハードウェアのみが含まれ、PC側ソフトウェアは付属しません
  • コマンド送信やデータ受信のためのプログラムは別途ご用意ください
  • 取扱マニュアルは製品ページよりダウンロード可能

→ プログラミング方法の詳細は以下のマニュアルをご参照ください:

日本語マニュアル

CAN232v3マニュアル.pdf へのリンク(CAN232日本語マニュアル)

CAN232 manualの和訳を用意しました。


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CAN232-S5U2  250K 57,600

上記組み合わせ以外もご注文時の指定により設定いたします。


ソフトウェアとのセット品

 

CAN232と一緒に使用するモニターソフトCAN232J_PRGを同時に購入すると価格割引になります

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